好きな物を描くというより自分の頭の中を表しているのだと思います。既製の言葉や表情で自分の頭の中を表現するのは難しく、自分の気持ちがわかりにくいため、何かを描くことで自分にも自分というものをわかりやすくしているのかも知れませんね(知原涼汰【保護者】)。

近年さまざまなモチーフ、キャラクターや数字、色彩が融合されたかのようなシリーズの作成が始まった。ただの数字の羅列のこともあれば、実在のラジオ局の周波数であったり、知原さんにしかわからない意味が込められた数字やモチーフであったりと、実に謎めいて興味深い(岡本晋平)。

知原さんは黙々と制作されていて、最近は「ベル」や「時計」などのモチーフが数字の横についている作品をよく描かれています。数字はもちろん、色の選びや試し描きのような痕跡も楽しめる作品だと感じています(天才アートKYOTO)。