自然と文化が交差するマチから、わくわくが詰まった作品を

ヨハク 兵庫県神戸市長田区腕塚町4-2-1

まだ見ぬ、素敵を見つけるために

海と山に挟まれることで豊かな自然を感じながら、様々な文化が交差するマチである神戸。そこで生まれたわくわくが詰まった作品たちが「神戸フォント」です。

制作したのは、「想いを叶えるカラダをつくる」を理念とした株式会社PLASTが運営する就労継続支援B型である「ヨハク」と同法人に所属するデザイナーです。「利用者さんの素敵なところをたくさん見つけたい」という想いから、様々な取り組みを行っていくひとつとしてアート活動を開始しました。

利用者さんが描くアートには、個性的な色使いや描き方があり、絵を通して「この人の作品だね！」と少しずつ理解できるようになってきました。普段のお仕事からは見えない側面から利用者さんを知れるようになることは、アート活動のひとつの魅力だと感じるようになりました。

神戸の街に当たり前に存在することを目指して

「ヨハク」は、まだまだアート活動に取り組み始めたばかりの事業所です。アート活動を行う事業所の多くが「ずっと作品を作り続けている」という長い歴史のあるなかで、世の中に出す不安は拭えないものがありました。しかし、ご当地フォントでは、アート活動に馴染みのない人の作品でもデザイナーの力が加わることでひとつのグラフィックデータとして昇華することができます。ここに神戸フォントとして参画する意義を見出すことができました。また、神戸フォントと同じように制作に取り組む各地のご当地フォントの進捗を共有するなかで、エンパワーメントされながら制作を進めることができました。

神戸フォントの目標は、神戸で暮らし・働く障害のある方の作品が神戸の街に当たり前に存在することを目指しています。そのために、神戸フォントとしての取り組みを続けていきたいです。

こちらのストーリーで生まれたフォント・パターン